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中宮寺と日本建築の革新

2021.09.20

京都よりも先に都があった土地、奈良県には
微笑みをたたえた飛鳥時代の美仏、国宝「菩薩半跏像」で知られる中宮寺があります。

2020年の秋から、老朽化した柱などの修復が進められてきましたが
この春には、竣工当時の優雅なたたずまいがよみがえりました。

中宮寺は、聖徳太子ゆかりの現存最古の尼寺。
これまでに、移設や改修が何度も繰り返されてきましたが
なかでも注目したいのが、1968年の故高松宮妃喜久子さまの発願で
耐震・耐火を施した「鉄筋コンクリート造(RC造」によって建て替えられたことです。

RC造ながら、自然の空気の流れを利用した換気システムを採用するなど
数寄屋造りを、現代の建築技術とあわせながら、今によみがえらせた建物として
改修工事を終えたときには、新聞やニュースで報道されたほどです。
障子を開け放した畳敷きの本堂には、心地よい風が吹き抜けます。

内側と外側が一体となり、融通無碍な空間を形づくるところに
日本建築の良さはあると感じさせてくれます。
伝統と近代。和と洋。日本建築の新しい革新とは、このことでしょうか。
中宮寺の「得も言われぬ」空間に身をおけば
自分のなかの新しい「革新」が芽生えるかもしれません。

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